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CT検査センターについて

CT検査のメリットは、レントゲンや超音波ではわかりにくい細かな病変や深部の病変を詳しく調べられることです。しかし、全身麻酔が必要なことや放射線被曝などのデメリットがありますので、本当に必要な検査なのかをじっくり相談した上で検査を行います。CT検査は予約制となっております。あらかじめ当院を受診し、血液検査、レントゲンなどの麻酔前検査を受けたうで予約をお取りください(他の動物病院からの紹介症例は除く)。

 CT検査例①がん肺転移の検出

腫瘍診療では肺転移があるかどうかを調べることが重要です。レントゲンでは見つからない微小な転移病変もCTでは見つけることができます。

CTでは肺全域に最大7mm程度の転移病変(黄色矢印)が確認できますが、この時点でのレントゲンでは見つけられませんでした。

 CT検査例②副腎皮質腺癌手術計画作成のための検査

副腎は腹部の深部に存在するため超音波検査には限界があり、手術可否の判断・手術計画のためにCT検査が重要となります。

副腎が腫瘍化し腎臓に癒着していることがわかる。そのため副腎腫瘍を摘出するには腎臓ごと摘出する必要性が示唆された。また、後大静脈を強く屈曲させているため、手術リスクが高いことも示唆された。

 CT検査装置のご紹介

日立Supria Advance16スライス
高速かつ高精度なマルチスライスCT検査装置により、短時間で高精細な検査が可能になりました。